シン・タカチヨ【想】
コロナ禍での「昼飲み」をテーマにした「高千代」の新ラインナップの第三弾。第一弾は「始」。第二弾は「破」。裏ラベルには次回予告。
そう、たぶんアニメの「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を意識しているであろうシリーズです。
イロモノな感じもしますが、とても美味しかったです。「高千代」の独特なさとうきびの様なコクと杏のような甘酸っぱさがありながらも、低アルでガス感もあり、ジュースみたいで飲みやすいです。
好みは別れると思いますが、私はこういうの好きです。
〈 2日目以降のレビュー〉
新政酒造の「陽乃鳥」に似ているというレビューがあり、確かによく似た甘酸っぱい杏のような味わいだなと思ったので覚書きで感じた事を少々。
確かに似てはいるのだが大きな違いもあって、私の個人的な意見だが、それは造りが「生酛」か「速醸酛」かに起因するものだと思う。
「陽乃鳥」は日が経つ程に味に変化がある。味わいが杏だと思ったら、マンゴーであったり、梅であったりするのだ。そう、味わいが複雑で深みがあるのだ。素人の偏見かもしれないが、それは生酛造りによるものかと思う。
一方で速醸酛である「シン・タカチヨ(想)」は味にほぼ変化はない。よく言えば洗練された味わい。悪く言えば単調な味わい。
どちらが優れているという訳ではないが、そんな違いがある気がしました。