2025.2.11
今年の12本目は松本市の酒屋で購入した長野県の地酒 御湖鶴。2018年に復活して以降その名は年々広まり、今や実力ある酒蔵の多い長野県のなかでランキング上位に位置し今後も進化が楽しみ。昨年は観光がてら諏訪にいった時に酒蔵に足を運んだ縁もあり、お気に入りの蔵の一つ。
今回は長野の娘の部屋で家族で地酒を嗜むといった、なんとも贅沢なひととき。
■感想
澄明感のあるうすにごり、お猪口に注ぐときの御湖鶴らしいトロリ感、洋梨のような優しい吟醸香、口の中に心地よく広がる微炭酸、梨のような瑞々しさと円みを帯びた甘味、最後に現れる苦味が味わいを整え、さらっと自然に抜けていく余韻が特徴的でとても面白い。パンチのあるおりがらみ系を期待する人には間の抜けた味と感じるかもしれませんが、瑞々しくて繊細な梨の味が好きな人には是非飲んで欲しい唯一無二の飲み口。御湖鶴でしか醸すことが出来ない個性的な逸品に仕上がっていると感じました。
■参考
御湖鶴 無濾過生原酒おりがらみ純米酒
原料 美山錦(麹米)、一般米(掛米)
規格 四号瓶1,760円
杜氏 竹内重彦
特定名称
純米
酒の種類
無濾過生原酒
テイスト
ボディ:軽い+1 甘辛:普通