「松の司 純米大吟醸 竜王山田錦 山中」
アコウって魚ご存じでしょうか?
標準和名をキジハタといい、市場にはあまり出回らないヤツです(4枚目)。
自分の中では「湖のビワマス」「海のアコウ」が釣魚で旨いヤツ二大巨頭です。
先日はようやくコイツを連れ帰ることができました。
が、根魚はとりあえず寝かすのオキテに従い、今冷蔵庫でお休み中です。
なので今日はまた滋賀のお酒、松の司 山中。お酒のレビューです(笑)。
そりゃそうだ。SAKANATIMEとちゃうし。
でもアコウとやるべくコレを用意してたのに、勢いで開けてしまった、が本音。
いざ!香りは開栓の一瞬、ブワッと白ブドウ?どうなの?ところで白ブドウって何?
あれ?その瞬間以降はまた違う香り…。鼻の穴に瓶口ねじ込んで嗅いでみても、白ブドウはどっか行きました。
ともかく滋賀ではあまり嗅いだことがない華やかなイイ香り~。
そして含んだ瞬間、脊髄反射的にわかる美しさ。綺麗な甘さ。そして松の司らしい仄かな苦味とコク。スーっとキレていく間際に再び顔を出す梨のようなみずみずしく爽やかな香り。
早朝の静まり返った鏡のような湖面に、小石を一つ。
波紋が瞬時に音もなく広がり、音もなく消えていく。
そんなイメージのお酒。
いつかこんな表現してみたかった(笑)。
でもこいつはウマイです、間違いなく。
この松の司は滋賀竜王町の山中地区で栽培された山田錦。他にも竜王町の地区ごとの米を使った酒を順次出すということで、是非とも呑み比べしてみたいねー。
四合2200円くらいでちょっとお高いんだけど、いいよ、もう。
それくらいの贅沢(笑)。