鍋島 純米大吟醸 短稈渡船
2021.03製造
鍋島57本目 鍋島の日まであと1日
【鍋島の日 前夜祭 第2弾】
鍋島の日前夜祭第2弾、渡船です。山田穂と飲み比べとなります。レビュー最後に特別企画の山田穂とのアッサンブラージュもありますので最後までお付き合いいた頂ければも思います。
【スペック】
○使用米
渡船2号
○精米歩合
40%
○アルコール度数
16度
【味わい】温度帯:涼冷
○香り
あまり香らない。ちょいとアル感
○含み
含んだ瞬間に和三盆糖のような雑味なく透明感もありながらも繊細な甘味。
○中盤
やわらかい甘味はそのままに、すっきりとした酸味も顔を出す。
○余韻
やわらかな甘味は健在、そこに寄り添う苦酸味が見事。
【甘辛】
中間
【燗】温度帯:人肌
抜けるような爽快感。含んだ瞬間のふくよかな甘味が強調されてますが、その後の中盤から余韻までは甘酸味がスカッと突き抜ける。余韻は冷やしたときよりもキレがいいのでは!?という印象。
【アッサンブラージュ】比率:1対1
あれ?すご〜くマイルドな味わいになりました。綺麗。良く言えば飲みやすく、悪く言えば特徴がなくつまらない。優等生…山田錦やんか笑笑!!
★総評
山田穂と比べると甘口寄り。含みからの甘味は変化はないが、中盤からは明らかに両者の味わいは違います。中盤から山田穂はシャープな甘酸味が際立つが、渡船はふくよかな甘味を引きずりながらのやわらかい酸味が。それが余韻までしっかり残る。両者の印象は
「シャープな辛味とアダルトな酸味の山田穂」
「包み込むような透明感ある甘味の渡船」
辛口の山田穂、甘口の渡船…。
素晴らしい2本の鍋島でした。
さて、本日の飲み比べはここまで。山田穂と渡船もって、私の鍋島コンプリートまでの道は残り「山田錦35」のみとなりました。その山田錦35は明日の御宿 富久千代に持参→レビューの流れとなり、明日の鍋島の日をもって鍋島の現在販売されているラインナップの全種類コンプリート達成です。明日の鍋島の日、酒タイマー全員で盛り上がっていきましょう!!
今宵も素晴らしい鍋島ライフを。
特定名称
純米大吟醸
原料米
渡船
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通