鍋島 特別本醸造
2021.03製造
鍋島55本目。鍋島の日まで「あと2日」
あと2日と迫ってきた「鍋島の日」。今宵は前前夜祭ということで改めて鍋島の底力に触れることができる一本である「特別本醸造 Pink Label」です。
先々週にうらの酒店さんにお邪魔し仙禽かぶとむしを購入した際、鍋島コーナーにポツンと寂しそうに並んでいたので保護しました。
今宵、鍋島総本山突入前に原点回帰(?)のような形で鍋島一番のエントリーモデル的な立ち位置であるピンクラベルをいただきたいと思います。
【スペック】
○精米歩合
60%
○アルコール度数
15度
【味わい】温度帯:花冷え〜冷や
○香り
ほんのりと香りますが…例えようがない香り。
○含み
サラリと入ります。口あたりは水よりちょっと粘性あり。火入れなのに微かなガス感を有し、まろやかな甘味が感じられます。
○中盤
アル添感は特になし。甘、酸、苦味がバランスよく折り重なり、意外にも中盤は味わいに厚みあります。
○余韻
余韻からがこの特本の真骨頂。ゴクリとノドを通し…ココからセメダインか…と思いきや、鍋島感ある苦味がシッカリとくる。そこにアル添感は感じずいたってナチュラルな苦味。その裏にちょいと不自然な甘味も混在していますが、全く問題ありません。
【甘辛】
ちょい甘
★総評
巷ではブラインドで大吟醸とも言わせるこの鍋島の特別本醸造。正直、言い過ぎ感ありますが、あながち言い過ぎでもないかもしれません。含みから余韻手前までは雑味は皆無、含んだ瞬間のふくよかな甘味クリアさ、中盤の厚みある味わいは大吟醸と間違えてしまいそうなお酒です。常温に近づくにつれて味わいは膨らみを増してきます。おぉーーい!鍋島のピンクはやっぱりうまいぞぉーーー!!
【次回予告】
ついに迎えた運命の鍋島の日前夜。万感の想いを胸に、ばんないは山田錦の父と母である禁断の2本の鍋島をついに開栓する!
次回、機動戦酒ナベシマ「山田穂と渡船」
君は、鍋島の新たなステージの目撃者となる…。
特定名称
特別本醸造
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通