純米吟醸 東魁盛 春 0.72
製造 2023年6月 開栓 7月22日
明治通りを北上中、亀戸に差し掛かかり
「あの酒屋の本店って確かこの辺り‥‥」
急遽ナビをセットするといきなり
「左です!」
○せがわ酒店本店初訪問となりました。
予定外だし、有料Pは20分刻み
「20分一本勝負ね」
「ここ、入っていいですか?」と奥の冷蔵部屋へ。
大阪の山中酒の店の3段階冷蔵貯蔵庫ほどのワクワク感はありませんが、やっぱり楽しいですね、涼しいし。
ひと通り眺めて、好きな宝剣レトロを持ち帰るつもりがあいにくの入荷待ち。
「残り時間5分です! 」
冷蔵庫をひと眺めして目に付いたのが、売れ残り感を漂わせていたこのお酒。
千葉の‥‥富津の‥‥酒コンペで‥‥
「う〜ん? 名前が読めない」
経験上こういう展開は、大概アタリ。
勝手なイメージでイケイケトロピカル?と身構えたが、思いの外お淑やか。
熟れる手前の爽やかなバナナやメロンの香り。
これって「春」の季節酒なのね。
含むとしっかり苦味、辛味を伴い、硬派な一面も覗かせる。
ふっと微かにパインが鼻から抜ける。
燗を付けてみる。
米の旨味が引き立つが、喉越しは辛味が勝りドライに。
お好みだが、常温がベストかな。
開栓1週間
爽やかさが少しずつどんよりと。
季節は「夏」真っ盛り。
夏物語に引き継ぐか、
次なる春に期待するか、
悩むとことでありまする。
特約店にて 税込 1,650円