「十勝」を醸す上川大雪酒造・碧雲蔵は、2017年道央の上川町に開業した同酒造の2番目となる酒蔵だ。碧雲蔵とは、国内唯一の国立農業系単科大学として、北海道の醸造家を数多く輩出してきた帯広畜産大学の学生寮(碧雲寮)から命名された。十勝に最盛期は10場以上あった酒蔵の復活を目指し、産学官・農商工と地域金融機関の連携による『とかち酒文化再現プロジェクト』の一環で、新たな地酒造りと醸造家育成に挑む。 酒は、「飲まさる酒」(北海道の言葉で「ついつい飲んでしまう」の意)を目指し、日高山脈・札内川水系の中硬水をベースに、北海道産の酒造好適米「彗星」「吟風」「きたしずく」の3種で醸す。中硬水を生かした力感ある味わいと、雑味のないキレを楽しめる、十勝流の“飲まさる酒”に仕上がっている。(鈴木真弓)
十勝のクチコミ・評価
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十勝の銘柄一覧
銘柄 |
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特別純米精米歩合:60%、日本酒度:非公開、酸度:非公開、アルコール度:16% |
純米吟醸精米歩合:55%、日本酒度:非公開、酸度:非公開、アルコール度:16% |
純米大吟醸精米歩合:45%、日本酒度:非公開、酸度:非公開、アルコール度:16% |
十勝の酒蔵情報
名称 | 上川大雪酒造 |
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特徴 | 北海道の中央部よりやや北に位置する上川町にて、2016年に誕生した「上川大雪酒造(かみかわたいせつしゅぞう)」。休眠していた三重県の酒蔵から酒造免許を譲り受け、上川町に移転するという珍しい形での誕生は業界内外から大きく注目を浴びた。日本でも屈指の米どころとなった北海道。その土地のこだわりの素材で、“小仕込み・高品質”の酒造りを行うことをモットーにし、また、日本酒を活用した地域活性化と人材育成を図り、「6次産業化地方創生ビジネス」のイノベーションを目指す活動を行っている。創設前から地元には応援隊ができたというその想いに応えるため、定番銘柄「上川大雪」の他、上川町やその周辺エリア限定の「神川」という銘柄も造っている。上川町「緑丘蔵(りょっきゅうぐら)」、2020年5月には大学構内の酒蔵創設は日本初という、十勝の帯広畜産大学の構内に「碧雲蔵(へきうんぐら)」を誕生させ、さらに函館市内では54年ぶりとなる酒蔵「五稜乃蔵(ごりょうのくら)」と3つの酒蔵を持ち、その距離は京都・静岡・長野と同じ距離に匹敵するという。そのすべての酒造りは全量北海道産の酒造好適米を100%使用し、同じ北海道でありながらそれぞれの水の違いを感じることのできる広大で豊かな「食の王国」だけに許される酒造り。その味は、札幌国税局の新酒鑑評会でも認められ、「上川大雪」が2019年から3年連続金賞受賞し、「十勝」も、造り初年度にもかかわらず金賞を受賞するほどの実力。2019年8月から1年半で4回、日本航空(JAL)国内線ファーストクラスにて「上川大雪」が採用されるなど、新しい蔵ながらも高く評価を受けている。 |
酒蔵 イラスト |
(立川哲之氏撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 上川大雪 神川 十勝 五稜 上川 十勝晴れ |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 北海道上川郡上川町旭町25番地1 |
地図 |
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