冷やおろし。
僅かに黄色味がかった液体。いきなり喉にカッと来ます。ベースは辛口のお酒ですね。そこに乗ってくる熟成由来の芳ばしさと旨味が、いかにも昔ながらの土蔵で夏を越したひやおろしという感じ。厚みとコクのある旨味が口いっぱいに広がりますが、ちょうど良い辛味が後味をスッキリ引き締めてくれます。SAKETIMEのトップ10に入ってくるお酒のような洗練された感じは欠片もありませんが、パンチとコクとキレが楽しく、秋を感じるお酒です^ ^
3日目。
いや、旨いですね〜。全ての要素が渾然一体となって押し寄せます。口開けよりも一段完成度の増した旨味の合唱。今シーズン初の燗をつけても良いかな〜なんて思いながら飲んでたら、アレ?もう無い‼︎ みたいな^^; 伺った酒屋さんでは一升瓶はもう売り切れちゃって…てことでの4号瓶なのが悔やまれます。たまたまこの日の食卓には秋の味覚ではなく雲白肉とか中華風のゴーヤサラダとか…それでも食に寄り添って食と高め合っていくこのお酒の魅力は存分に発揮されて。豊かな1日がまた、まろ〜んと過ぎてゆきました^ ^